「わたしは将来、自分の孫から、
なぜ何もしなかったの?
いまから行動しているのです」
「気候のための学校ストライキ」中のトゥーンベリさん
15歳の少女が、気候変動に対する大人たちの無策を訴えて、毎週金曜日、国会議事堂前で、ストライキを行っています。
スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんです。
彼女のことばに耳を傾けると、建築に関わる私たちとしては、
もっと情報を伝えなくてはと心を動かされ、このページをアップしました。
わたしたちは「地球温暖化」という言葉を使っていますが、
その実態は、「地球灼熱砂漠化」なのです。
国連本部での重要な気候サミットに参加するため、ヨットで2週間にわたる大西洋横断航海の末、ニューヨークに到着するトゥーンベリさん
「あなたたちは子どもたちを愛していると言いながら、
子どもたちの未来を奪っているのです」
真実を語れない未熟なみなさんが
その負担を子どもに課しているのです
普通の人々こそが真の力を発揮できるのです
・・・
使っていないコンセントを抜く、レジ袋をもらわずエコバッグを使う、etc.
生活のなかで、エコ意識が高まってきている中で、
性能がよくない住宅による無駄は、まだよく理解されていないと聞きます。
(ちなみに、レジ袋を毎日1枚断ることによるCO2削減は、
年間約5.8㎏だそうです。
一方、住宅で生活することによる排出量はトンの単位(約4.5t)
身近な単位になおすと、45キロのうち58グラム減らせるってこと・・・
ダイエットで考えると、効果としてはかなり微妙・・・
あ、もちろん、CO2と気温上昇の関係を疑問視する声もなくはないですが
「とやま環境フェア2019」でもらってきた気象庁のリーフレットでも
言い切っちゃってます↓
まあ、少なくとも
暖房費・冷房費かけて
家の外の空気を
あっためたり涼しくしたりしてるって状況は
誰もうれしくないし、賛同もできないでしょう。
少なくとも、これから建てる、リフォームする、のであれば、
断熱性と気密性を十分高めておくことです。
健康寿命にまで関わってくるのですから、
小さなエネルギーで、温度差が小さい、
快適な状態で暮らせるようにしておくことです。
イニシャルコストをかけて、
高性能な住宅にしておけば、
暖房や冷房のエネルギーを家の外にばらまかずに済みます。
少しの光熱費で、家の中の温度差も少なく、
快適に、長く、健康寿命を楽しめるのです。
長く健康に暮らすほど、結局、費用も安く済みます。
高性能な住宅にしておかない理由は
どこにも見つかりません・・・
「あと、5年かそこらしか住まない予定であれば、
冬は暖房バンバン焚いて、夏も冷房ガンガンかけて、
そとの空気をあっためたり、冷やしたりする分が多くても、
まあ、いいんじゃないでしょうか。ほんとに、5年ほどなら。
でも、そういうつもりで新築やリフォームすることは、少ないでしょう。」
(↑老後が心配?・・・より)
全然、だめですね。
5年間だとしても、地球環境には、良くないです。
ありえない例示とはいえ、
こんなこと、文字にするようじゃあ、だめなんだということを、
気づかせてもらいました。
学校に行ったって、自分たちが大人になるころに、
地球自体が普通に住めないところになっているかもしれない・・・
トゥーンベリさんの、気候のための学校ストライキ
その問いに本当にちゃんと答えられる大人って、
どのくらいいるんでしょうか・・・
自分にできることを先延ばしにしない。
少なくとも、そういう責任は果たしたいと思います。